私事新報

合格した生徒へ

2019年03月15日 14:08
この1年間は君の人生のなかで一番キツかった一年だと思う。授業の中で,受験は砂漠を歩いていくようなものだと話した。そして,その砂漠を歩ききった終着地点にあるものは,何もない。ああ終わったんだ,という達成感ぐらい。1年間勉強ばっかりしてきたから,これから何をすればいいんだろうと,少しわからなくなる。ただ,後ろを振り返ってみると,自分自身が歩いてきた足跡がしっかりと残っている,と答えた。でも,一休みしたら,これから新しい次の砂漠に向かわなければいけない。君は目標があったから,大学受験を志したのだろう。その目標はこれからも続いていくし,大学生活でもこの一年間の成長を継続させてもらいたい。理想を失った時

不合格だった生徒へ

2019年03月15日 14:05
現役生の頃,僕は志望校全てが不合格だった。浪人生の頃,第1志望の上〇大学は不合格で,第4志望にあたる学習院大学に進学した。中学受験をした時も第1志望は不合格だったし,大学生の頃からアルバイトとして始めた塾講師の頃も何度も失敗してきた。はっきり言えば,僕の人生の中で確たる成功というものは一度もない。ただ,はっきりわかっていることもある。失敗をすることは悪いことじゃない。むしろ良いことだと思っている。でも,一番いけないことは,その失敗から何も学ばないことだと思う。受験に対する姿勢は間違っていなかったか?勉強の仕方は間違っていなかったか?科目による偏りはなかっただろうか?継続はできていただろうか?以

昨年度の受講生へ

2019年03月09日 20:34
国公立大学の後期試験がまだ残っていますが,昨年度の受講生には伝えておきたいことがあります。昨年度の2学期以降,自律神経を乱してしまい授業が思い通りにできない時期がありました。自分自身が一番大切にしている授業のクオリティが下がってしまい,非常に悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも,その際の生徒皆の優しさに非常に感謝しました。受験という君たち生徒が一番不安を抱えている中で僕自身が体調を壊してしまい,生徒に不安を与えることになってしまうのではないかと心配していました。それでもついてきてくれたことが本当に嬉しかったです。柄にもない感じですが,いい生徒たちを持ったなと心から思いました。体

冬期講習・直前講習を終えて②(成功の例)

2019年01月29日 12:59
現役生の時に体調管理で失敗をした経験は,浪人生の頃には非常に役立ちました。試験本番の最後の最後まで,追い込みでギリギリまで勉強するという人もいますが,僕は別の結論にたどり着きました。「カラダ100%」理論です。例えば,偏差値65の生徒が体調50%の状態で試験に臨んだ場合と,偏差値62の生徒が体調100%の状態で臨んだ場合では,体調100%の偏差値62の生徒が勝つんじゃないだろうか。君たち自身も模試などを受けている時,または勉強をしている時に「あっ,今日英文とか現代文の文章がスラスラ読めるわ!」という日や「今日調子悪いな,全然英文が頭に入ってこないわ」という日があるでしょう。模試の結果においても

冬期講習・直前講習を終えて①(失敗の例)

2019年01月29日 12:34
最後の授業でお話ししたことでもありますが,入試本番に向けて元受験生という先輩の立場から伝えたいことがあります(ほとんど更新しないので見ていない人が多いと思いますが笑)。僕は浪人をしているので,現役生と浪人生の2回受験をしていますが,現役生の時に大きな失敗をしています。それは体調管理を怠ったことにあります。現役生の頃は金銭的な問題もあり,受験校は上智2個(挑戦校),学習院1個(滑り止めのつもり),早稲田2個(挑戦校)という自分の偏差値から考えると到底不可能な出願状況でした。でも,元来の楽観主義から「俺はそういう星に生まれついているから何とかなるんじゃないか?マーク方式とかなら運よく全問当たるかも

私事新報

受験生の天王山(去年の使いまわし)

2018年07月05日 17:32
夏期講習が開講される頃ですが,よく夏期は受験生の天王山と言われます。夏期の40日間or60日間をどう過ごすかで,圧倒的に伸びる受験生と停滞したままの受験生に分かれます。特に現役生の場合は,夏期中は学校生活がないため,生活リズムや勉強のリズムが崩れることがあるので,気をつけてください。まず,授業でも繰り返し述べていることですが,夏期の間に1学期に学習した内容を,8割方完成させておいてください。2学期以降に近現代や文化史の学習を本格化させていくわけですから,1学期の内容を2学期に定着させる時間は少ないと思ってください。また,夏期の過ごし方について元受験生であった自分の失敗談をお伝えしようと思います

お詫び

2018年05月09日 23:16
授業でお伝えした日本史授業解説のアクセス制限についてですが,ログインできねえじゃねえか(このやろー)とご指摘をいただきました。んなわけあるかバーローと工藤新一風に思いましたが,数秒「………?」と考えてみたところログインできない状態になっていました。なぜなら,お伝えしたパスワードに僕自身が閲覧制限を許可していなかったからです(どーん)。えーと,全力で土下座いたします。本当にすいません。今現在は閲覧できる状態になっておりますので,お伝えしたアドレスでログインできると思います。お詫びに一句。全力で 笑ってごまかせ ホトトギス反省しているんです本当に。

ご挨拶

2018年04月18日 19:17
現役生・高卒生コースの1学期が開講しましたので,これから1年間よろしくお願いします。年間のカリキュラムはそれぞれの予備校・学校によって異なりますが,大まかな目安としては1学期・2学期で通史,夏期講習で文化史などを消化することで12月には全時代が終了し,冬期・直前講習はテーマ史・大学別対策・演習講座となります。その中で1学期,夏期,2学期,冬期に何をすればいいのか,指標を示しておこうと思います。<全体を通して>穴埋めテキスト(プリント)で頻度をチェックしてくる以外,予習は必要ありません。教科書を読んでもわかりにくいでしょうし,流れ・因果関係は授業で説明するので,効率の良い学習をするためにも復習に

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メッセージ

2018年04月10日 03:04
春期講習を終えて,出講した校舎で昨年度の生徒からメッセージカードや手紙を受け取りました。志望校に進学した生徒はもう大学生活が始まっている頃かと思いますが,ありがとうございました。今までのメッセージカードや手紙なども含めて,いただいたものは記念として全て大切に保管しています。この仕事をする上で本当に励みになりますし,今年も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。校舎に挨拶に来た生徒やサイトのコメントへは返事ができますが,メッセージカードや手紙には返事ができないので,この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。また,誕生日にいただいた数々のお菓子などもようやく食べ終わりました。それぞれの校舎でいただ

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法人設立

2017年03月23日 16:40
諸事情で2017年度3月から法人を設立することになったため,Web siteも独自ドメイン「shidenkai-jp.com」を購入いたしました。漢字は異なりますが,僕の好きな海軍戦闘機「紫電改」が由来になっています。めちゃめちゃカッコいい戦闘機で,子供の頃から好きな戦闘機ですね。ちばてつやの「紫電改のタカ」という太平洋戦争を描いた漫画がきっかけです。飛行兵の「滝」くんを主人公に描いたものですが,「三葉」は出てきません。ぜひ読んでみてほしい名作です。